二次受け業者に抜けてもらう方法
僕はシステムエンジニアの業務委託で生計を立てている。いわゆる三次受け業者だ。
どういうことかというと、お客様がA社と業務委託契約を結び、
A社とN社が業務委託契約を結ぶ。
最後にN社と個人事業主である僕が業務委託契約を結ぶ。
業界相場だと8%~12%の手数料を取られて、僕のところにやってくる。
派遣元会社の意味は?
単純に売上のことを考えると、間の会社はない方がいい。
ただし、一次受けの会社を立てることはリスクヘッジ上、そんなに悪くない。
(もちろん手数料相場が適正な会社に限るが)
お客様である法人と契約しようとする場合、
個人事業主から会社にすることを求められる。
また、契約上のゴタゴタが発生した場合、一次受け会社は壁役の役割を果たす。
次に二次受けの会社はどうだろうか?こちらについてはほぼ存在意義はない。
無理くり存在意義を考えると、まずは仕事を紹介してくれたことだ。
このことに関しては対価を支払うべきだろう。
また、一次受けの仕事がなくなった際に、
次の仕事を間が空かないように調整してくれるような会社であれば、
そういった手数料を支払っても良いかもしれない。僕は望まないが。
具体的な僕の話
僕の場合はどうか。まず一次受けの手数料は8%と適正相場だった。
次に二次受けの手数料だが、なんと20.7%だった。ぼったくりもいいところである。
さらに注文書をお客様へのサービス提供後に提出してきたり、
稼働時間調整をきちんと行わなかったり、適正相場でもないにかかわらず、
必要最低限のサービスレベルも提供されていない。素直に淡々と言ってみた。
そのまま事実を列挙し、僕は御社には抜けて欲しいと考えていることを伝えたら、
納得したのか合意してもらえた。(ちなみに3度目のアプローチですがw)
色々と思うこと
正直、そんなにお金をUPしたかったかというと、そ~でもなかったりする。
二次受けの会社の会長の誘いで、フリーになり、それによって今の自分がある。
サラリーマン時代の自分を思い出すと、本当にフリーになって良かったと思っている。
だから、恩義は感じている。
それに生活するにはそれなりに十分なお金をもらっているので、
まぁ、別に10万、20万ぐらいいっか~と思ったりしたこともあった。
(文章にすると太っ腹だなぁと思う^^;)
僕が望む新しい時代の到来
立花岳志さん・大塚彩子さんのTLI講座の中にあった話だが、
今後の時代はピラミッド型社会からネットワーク型社会になるのでは、という話だ。
僕なりに解釈すると、今まで活動を行おうとする際、
どうしても大きな設備投資が必要となる。具体例は携帯電話会社とかだ。
したがって、大きな資本を持つ株式会社が必要となり、
大きな会社を運営する上で、組織のピラミッド構造が求められる。
ところが、昨今、様々な活動が低コストで行える世の中になっている。
この流れについては下記の書籍をおすすめする。
限界費用ゼロ社会―<モノのインターネット>と共有型経済の台頭
- 作者: ジェレミー・リフキン,柴田裕之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/10/27
- メディア: 単行本
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が、ちょっと読みにくく、僕は全部を読み切れていない^^;
話を元に戻すと、様々な活動が低コストで行えることで、
世の中が大きい会社を必要としなくなっている。(もちろん残るものもあるだろうが)
例えば、今はSNSで集客して自分でサービスを提供するといったことが、
簡単にできる世の中なのだ。
ある意味でネットワークが物々交換の時代になったのではと思っている。
ただし、インターネットがあるので、
ネットワークの範囲は光の速さでやり取りできる範囲となり、
ほぼ物理的な距離に依存しない。
そんな新しい時代を想像すると、フリー8割、
会社勤め2割ぐらいが適正じゃないかという気がしている。
僕が望む新しい時代を考えると、僕が外部とどういう契約を結ぶか、
これは僕が決めていい問題だ。
僕が少しでも自分が望む世界が到来するために、行動を起こした。
まぁ、言葉にするとカチカチっとしているが、ふわっとそんなことを考えていた。
同じ考えを持つ方もこんなことを検討してみるのはどうだろうか?
みんなやったら、個人がもう少し強くなって、会社の価値が下がり、
世の中が劇的にかわるだろうなぁとちょっとわくわくしますw